今週のアメリカ株と来月の見通し
なんか去年と同じようなパターンになったアメリカ株でしたが、細かく見ていきたいと思います。
S&P500です。
青い線は50SMAです。まだ50にサポートされる形になっていますね。先週の日足を見ていると、一度落ちて大きく反発され、跳ね返ってから返す刀でロンガーぶったぎり、ちょっと下で止まる、という展開でした。やはり落ちるとしても乱高下しながら落ちていく感じになる気がします。
ただこれ、落ちるかどうかは疑問符が付き始めました。
まずファンダメンタルとして、アメリカで19億ドル支援法案が通りました。これによってまたアメリカ人にばらまきが起こります。これ、絶対株に向かいますよね。
またこの支援によってバリュー株銘柄のサポートもなされます。それによって下支えがされるでしょうね。
そして最低時給の上昇はどうやら今回はないようです。これも株価にいい影響ですね。
2番目に長期金利が急上昇した分、ほぼ全戻ししました。
包み足とまではいきませんでしたが、プライスアクション的に、ここからまた一気に上昇に向かうのは難しいでしょう。少なくとも数日小康状態が続くと思います。むしろ下に落ちる確率のほうが大きいと思います。
チャートを見ていきましょう。
まずS&Pの月足です。
月足は高値も更新して陽線でおわりました。これは去年の2月と比べてまったく違いますね。ただし、半値以上戻されています。これだけ見る限り、ここから下げもせず、上がるのは難しい気がします。まだ落ちる気がしますね。まあ、1月のピンバー月足でも落ちなかったんですけどね(笑)
まあ普通に考えてこのまま上げるのは難しいでしょう。月足を見る限りは2月の安値3650辺りを切る確率は少ない気がします。なので、少なくとも3700辺りまで落ちればナスダックのレバレッジ2倍のHQUでエントリーを考えると思いますが、ちょっと今は様子が変わってきた感じがします。
さて、ナスダック100を少し見てみましょう。
月足です。
ラインは日足に準じているので気にしないでください。
これを見るとやばいですね(笑)なんと13000の大台を2か月に渡って超えられたけど押さえつけられた、という形になってます。一応陽線ではありますが。
S&P500と比べてみるとハイテク株がまじで下がっているのがわかりますね。
まあ単純な話でグロース株が崩れた感じです。やはりこちらも下を見たほうがいい感じがしますね。
まとめると、ファンダ的には上、チャート的には下、というめんどくさい感じですね。。。それを考えてもやはり乱高下しながら落ちていくイメージでしょうか。
最後のS&Pの4時間足を見てみましょう。
ボリンジャーバンドが大きく口を開いて動き始めていますね。最近は絶好のスキャル日和ですね。
最後の部分が拡張型三角持ち合いになってますね。これはどっちに抜けるかまるでわからないやつですね。教科書通りにいけば下に抜けますが、ここからダイヤモンドになって転換になり、上にいくかもしれません。まあ正直、スキャル以外に手の出せないチャートだと思います。いずれにせよ短期的な話なので、あまり惑わされないでいいと思います。
とりあえず短期的には高値も下がり、下値を更新と言った下落トレンドで間違いないです。
来月も前半は気を付けて騙されないように気を付けたいですね。とにかく乱高下に気を付けましょう。では来月もSafe tradingを。