過去のS&P500暴落時のチャートパターン
過去10%以上暴落時のチャート
少し過去のチャートパターンの復習を。10%以上落ちた時のチャートを数個見てみます。
2020年9月の暴落時。
この時は一気に上り詰めたところから、一気に落ちました。
こちらは2020年コロナ暴落時。
2週間前ほどに一度下がって下固めをしたところから伸びていき、一気に急落しました。ちなみにこの時も1月の月足はピンバーを形成していて、そのピンバーを越えたところから一気に落ちました。
次は2018年の10月から12月にかけての暴落です。この時の月足は陽線でしたが、怪しげな感じでした。
こんな感じです。
次は2018年の1月の暴落です。
こちらは最後に一気に駆け上がってから一気に落ちてますね。
続いては2014年9月、2015年の8月と12月です。
最後はリーマンショック後に底をついてからの2回、2010年の5月と2011年の8月です。
こうしてみると10%以上落ちたのは実はこの10年間に8回しかありません。
ちなみにサブプライムローン危機以前の2007年までは2003年まで戻らないと10%落ちたことはありません。そう考えると2018年以降、暴落が起こりすぎですね(笑)
暴落の仕方の違い
ちなみに2018年以前と以降で暴落の仕方も違いますね。2018年以前は、高値を何度も試して超えられず、ヨコヨコを繰り返してからの下落でしたが、2018年以降は、高値を更新しながら、からの一気に滑り落ち、といった形になっています。
どうやって天井を予測するか?
こうなってくると一気に落ちるタイプは逃げるタイミングが難しいですね。もちろん完全に予測するのは不可能です。バフェットでもそんなことは無理なのですから。
そうなってくると事前にある程度予測できるサイクル理論、フィボナッチ分析などのチャートパターンが重要になってくるかもしれません。それ以外にも12月1月に上がっていれば2月は気を付けたり夏に上がっていれば9月は気を付ける、などでしょうか。あとは1000台の節目やその株特有のパターンがあればチャートパターンを考えたり、といったところでしょうか。
頭と尻尾はくれてやれという格言もあるけど・・・
この格言は正しい気がしますが、そもそもどこが頭で尻尾なのかが難しいです。尻尾だと思ったらまだ尻尾じゃなかったり、頭だと思ってたらまだ肩だった、等々。ですので、まあ結局大事なのは、そこで損したと思わないことですね。そうすることで変なエントリーが増えるのを避けることが結局一番大事な気がします。
と最後は精神論でまとめてみましたが、やはりある程度の自分の分析を信じて、まああの時こう思ったから仕方ない、と思える後悔のない行動を心がけることが次の投資につながるものだと思います。