カナダでETF投資

2020年9月から本格的にスタート。自分の頭の整理と冷静さを保つために書いてます。

S&P500を整理

もう少しS&P500をテクニカルで整理してみる。

 

上の画像は日足にエリオット波動を当てはめてみた。エリオット波動のカウントの仕方は難しいし、カウントできる方法は複数存在するが、とりあえずまずこのカウントの仕方を考えてみる。

1波動目の長さを1としたフィボナッチを3波動目の始点と5波動目の始点から置いている。((2)と書いてあるところと(4)と書いてあるとこ)
カウントの数字はエリオティシャンからは突っ込み入れられるのはわかってますが、まあ細かいことはおいといて。。。

 

エリオット波動は細かく話し始めるとものすごく長くなるが、大原則として、

1)2波は1波の始点を割らない

2)3波は1,3,5波の中で一番短くならない

3)4波は1波と重ならない

 

というものがある。さらにフラクタル構造と調整波の種類なども考えて分析すると精度は上がると思うが、とりあえず細かいところは割愛!

 

 

とりあえず原則に乗っ取っていくとすると1波と3波の推進波はほぼ等間隔で、3波がほんのちょっと長い状態にある。つまり2番目の条件を考えると、すでに1波よりも長くなっているので5波は実はどこまで伸びるかは今のところ判断できない。

しかし、一般的には5波は1波と等間隔か1波の0.618倍の長さになりやすい。それを考えるとフィボナッチの0.618を超えた今、1波と等倍のところで調整に入る可能性は結構高い気がする。そしてそこには4000という大台近辺がある。これまでも2000、3000前後に達した時に大きな調整が必ず入っていることを考えるとここで調整に入る可能性が高いと考えていいと思う。

 

と、ここまで言っておきながら、実はもう一つ、もう少し自然だと考えられる可能性のあるカウントの仕方がある。

実は日足は、このカウントのほうが、コロナ以降の相場だけを考えるとしっくりくる。4波が1波の高値にしっかり支えられており、5波は1波の0.618倍という非常にきれいな形だからです。それだけではなく、1波は3波の1.618倍、つまり1波は延長1波で一番長い推進波になっている。もちろん3波が一番短くならないという法則も、今の時点でクリアしている。

こちらのほうがフィボ的に明らかにきれいな形になっているのになぜこちらのほうを採用しないのか。

それはもう一つのS&Pにある法則性を考えているゆえのただの願望、です。なんとか4000まで伸びてくれ、っていう。

これは週足のチャートです。2016年2月8日の安値から2018年の1月29日までをフィボナッチで結んだものを複製して当てはめてみると、2018年の12月24日につけた安値から2020年の2月17日のコロナショック前の高値ときれいに当てはまります。(この画像ではヒゲのところが見にくいけど、きっちり当てはまっています。)

さらに、2020年の3月の底と6月8日までの高値も誤差は数ポイントありますが、ほぼ当てはまります。そして6月15日の週足の安値からそのまま当てはまるとすれば、天井は3995になり、前者のエリオット波動分析の天井ともほぼ当てはまります。

このように、週足の法則でみるのと、4000というキリ番を考えるに、1番目の4000手前で終わるエリオットカウントのほうが当てはまるのではないか、と今のところは思うのです。。。

ちなみに底から天井が等間隔である法則は、数字は時代によって変わっていますが(なので今回のコロナで環境が変わった可能性はある)かなり長い間見られる法則です。

 

 

が、やっぱり2番目のほうがカウントがきれいすぎて、普通なら2番目のほうを採用しますね!(´・ω・`)

もしこの2番目のカウントが正しいとするなら、一度大きく下がり、再び4000をたたく時に落ちる、という可能性が出てきます。そうなるとはっきりいって、面倒くさい(´・ω・`)

なぜなら、もう一度4000近くで天井を形成しようとするなら、それは5波の終点なわけで、その新しい5波動をもう一度作らなきゃいけないわけです。

イメージ的には以下のようになります。

まあこれは適当な図ですが、イメージとして、もう一度上昇波動を形成していかないといけなくなるので、できれば今回で4000いっちゃって、そこからあまり落ちずに4000にひっついていって、最終的に上にあがるのが理想的なんです(´・ω・`)

まあつまり、以下のように3波動目で抜けてくれると、あまり時間かからずに4000抜けられるわけです。

ま、個人の願望なんてまったく相場には関係ないので、トレードにこういう考えを持ち込むことはしないようにしています。

とりあえず、以上の分析をリアルトレードに生かすことを考えると、今からしばらくS&Pとナスダックにはエントリーはしません!ってのが結論です。